爪切り

ゴールデンレトリーバーの子犬の爪切り写真

犬のしつけ教室を静岡県浜松市で行っているペットのブリーダーワンブーです。
犬のしつけ爪切りについてですが、他の犬のお手入れと同じように爪を切ることよりも我慢を覚えさせることのほうが重要です。最終的には抱っこされたら全身の力が抜けてなすがままの状態にしていきます。

爪切りはトリマーさん任せで切ったことがない方もいらっしゃると思いますが、しつけの一環としてご自身で爪切りをしましょう!

子犬の場合はなかなか爪が削れませんし、人間と犬の練習のために1週間から2週間に1回は爪を切りましょう。大人の場合は1ヶ月に1回でも大丈夫になってきます。ただし、小型犬の場合は蹴る力が弱く子犬と同じぐらいの間隔で爪切りが必要な場合があります。

犬は飼い主さんの鏡です。飼い主さんが怖がったり焦ったりすれば、犬は爪切りを怖がるようになります。飼い主さんがイライラしたり怒ったりしたら犬は興奮して暴れます。
とにかく冷静に淡々と爪切りすることが大切です。人間も病院に行って先生や看護師さんがオドオドしていたり怒っていたりしたら不安になるし嫌な気分になりますよね。それと同じです。

犬に対して声をかけないでください。「大丈夫だからね。痛くないからね。すぐ終わるからね。」なんて声をかけてしまうと、犬はどんどん不安になってしまいます。また、暴れるからといって「こら!○○!(名前を呼ぶ)おとなしくしなさい!」飼い主さんが興奮して声をかければ、犬も興奮してより暴れるようになります。

犬が暴れるからといって、無理やり押さえつけて爪を切る方がいますがこれも間違いです。嫌がってどんどん暴れるようになりますし、最終的には人間にはを向けたり爪切りを見るだけで逃げ出すようになってしまいます。
犬が暴れているうちはしっかりと保定し、じっと待つこと。この間も声は一切かけません。そしておとなしくなったら人間も力を抜き爪を切ります。また暴れたら保定しおとなしくなったら切るの繰り返しです。犬が諦めればため息やあくびをする場合が多いです。何回も繰り返せば犬は諦めて暴れることはなくなります。

犬が暴れても絶対に逃さないですください。逃してしまうと暴れたら逃げれると学習してしまうので、どんどん暴れるようになってしまいます。

爪切りが終わっても「ヨシ!」などと言って開放してはいけません。しばらくはマッサージなどをして、犬に良いイメージをもってもらって爪切りを終了します。爪切りは心地よいもの、楽しいものとしてイメージをもってもらいます。

犬の爪切りをする上で非常に大切なポイント

  • 人間は常に冷静に淡々と(怖がらない、怒らない、焦らない、ビビらない)作業として爪を切ること
  • 犬に声をかけない
  • 犬が暴れている時は爪を切らない、犬の力が抜けたら切り始める
  • 犬が暴れても絶対に逃さない
  • もし出血しても怖がらず焦らない。「あ!」とか「しまった!」なんて思わない。すべて切り終わっても出血しているようだったらケージに入れて落ち着かせる。人間が気にして見に行ったり「ごめんね」なんて思わない。これをすると犬がかえって気にしてしまいます。
  • 爪切りが終わっても犬が落ち着くまでは開放しない

ゴールデンレトリーバーの子犬の爪切りの動画

ゴールデンレトリーバーの子犬の爪切りの動画 問題犬の場合

この2頭は姉弟です。日頃からしっかりと爪切りのしつけをしている子としていない子の差がはっきりと出てきています。子犬なのですぐにしつけをすることはできるのですが、はじめからしっかりとしておいた方が絶対に楽です。