ブルドッグとは

ブルドッグとは知らない人がいないくらい有名な犬です。

過去100年間で劇的に外観が変わった犬でもあります。
ブルドッグはもともともっと体高のある犬でした。その当時の絵画などを見ると、ブルドッグというよりは、ボクサーに非常に近いスタイルです。

現在は独特の見た目と、歩行中に体が横揺れするローリング・ゲートによって人気の犬種です。

ブルドッグの歴史

ブルドッグはもともと、ブル・ベイティングという牛を噛ませる競技のための犬でした。
そのため、勇敢さとスタミナ、そして俊敏な動きが要求されました。
姿は今とは違って、もっと体高があり、ジャンプ力もありました。

1835年にブル・ベイティングが禁止されてからは、ショードッグとして活躍することとなります。

さまざまな品種改良が行われ、現在のような姿に成りました。
非常に特徴的なスタイルを手に入れた代わりに、手がかかる犬種にもなってしまいました。

ブルドッグの性格

ブルドッグは見た目とは裏腹に、非常におとなしい犬です。

常に冷静で飼い主に忠実です。
子供の相手も得意で、家族の一員として存在感のある犬でもあります。

他の犬やペットともほとんど問題なく仲良くできます。
自分からケンカを仕掛けることはありませんが、よほど危害を加えられると応戦します。

ブルドッグの特徴

ブルドッグ最大の特徴は体のほとんどを頭部が占めていることでしょう。
深く埋め込まれた上を向いた鼻、大きく広い口、極端なアンダーショットが誰もが知っているブルドッグです。

耳は小さく、かなり後ろのほうについています。
足は丈夫で、肩が張ったような形をしています。

被毛は滑らかで光沢があります。
カラーはブリンドル、パイボールド、ホワイト、レッド、フォーン、ファローなどです。

尻尾は短く、まっすぐ、もしくはスクリューのように巻いています。
体重は22kgから25kg、体高は30cmから36cmです。
平均寿命は10年から12年です。

ブルドッグの病気

ブルドッグは先天性の病気を持っていることが多いため、注意が必要です。
暑さや寒さにも弱いため、室内飼いになります。

頭部が大きいので、ほとんどの出産は帝王切開になります。
また、子育てがうまくできないため、人間の手助けが必要な場合が多いです。
これがブルドッグの価格を跳ね上げている原因のひとつです。

皮膚病にもなりやすいので、ドッグフードにも気を使いましょう。
何を使ったらよいかわからない場合などは、お気軽にお問い合わせください。

ブルドッグの健康管理と日頃の手入れ

ブルドッグは暑さと寒さに弱いので、温度管理に注意しましょう。
夏場には大きなしわが蒸れやすくなりますので、定期的にふき取ってあげましょう。

普段は、濡れタオルで拭くか、ラバーブラシなどでブラッシングしてあげれば大丈夫です。

それほど多くの運動量を必要とはしませんが、あまり運動をさせないと、ほとんど動かなくなってしまいます。
そのため、定期的に運動させるようにしましょう