静岡県浜松市で犬のブリーダーをしている、ペットのブリーダーワンブーの山下です。子犬のフード選びについて、見学にいらした方からよくご質問をいただきます。
当犬舎では、引退犬も含めてすべての犬にアカナのドッグフードを与えています。この記事では、アカナを選んでいる理由と、パピーレシピの特徴・実際の与え方をお伝えします。
アカナを選んでいる理由
理由はいくつかあります。まず、小麦・大豆・トウモロコシを使っていないことです。犬はこれらを消化する酵素をほとんど持っておらず、うまく消化吸収できません。市販のドッグフードの多くには、これらが多く含まれています。ボクサーなど特定の犬種では、小麦によるアレルギーの報告もあります。
人間が食べられるものからしか作っていない「ヒューマングレード」であることも理由の一つです。多くのドッグフードで使われる肉は、人間が食べられないものであるケースが少なくありません。
肉の含有量が多いことも重視しています。犬は本来肉食の動物で、人間とは違う内臓の構造をしています。炭水化物中心の食事より、太りにくいというのが私の実感です。
化学合成の防腐剤を使っていない点も大切にしています。市販品の多くは防腐剤が大量に入っているため、開封後半年経っても傷みません。本当に良いフードは、開封後1ヶ月以内の使用が目安になります。
自社工場を持つメーカーであることも理由です。製造を外注しているメーカーでは、品質のばらつきや原材料の無断変更が起こり得ます。これは、他メーカーで実際に経験したことです。全原材料を表示している点も、安心材料になっています。
パピーレシピとはどんなフードか

パピーレシピは、子犬向けに作られたレシピです。動物性原材料を約70%、野菜や果物を約30%という比率で配合しています。新鮮な鶏肉や鶏内臓、卵、魚などを使い、穀物は使っていません。
粗たんぱく質は33%以上、脂肪分は20%以上という高めの配合です。DHA・EPAを含むオメガ3脂肪酸も配合されています。脳や目の発達をサポートする成分として、子犬期には心強い内容です。
「パピーレシピ」と「パピーラージブリード」の違い

ここは、迎える前に必ず確認してほしいポイントです。パピーレシピは全犬種向けの標準レシピです。ですが、大型犬の子犬には「パピーラージブリード」という専用レシピが別に用意されています。
大型犬は成長スピードが速く、カロリーやカルシウムを摂りすぎると骨格の発達に影響が出ることがあります。ラージブリード用は、この点を考慮してバランスが調整されています。体重の成長予測が大型犬種にあたる場合は、パピーレシピではなくラージブリード用を選んでください。
パピーレシピはいつまで与えるか

当犬舎では、犬種別・年齢別のラインをあれこれ使い分けることはしていません。基本的に使うのは、パピーレシピとアダルトドッグレシピの2種類だけです。人間も子供からお年寄りまで、基本的に同じものを食べているのと同じ考え方です。
離乳食の時期はふやかして使い、その後ドライのまま与えます。目安はおよそ1歳までです。痩せている犬や出産前後の母犬には、年齢にかかわらずパピーレシピを与えています。逆に、避妊・去勢後に太りやすくなった犬や運動不足の犬は、1歳前でもアダルトドッグレシピに切り替えます。
アカナ以外は基本的に与えない
犬用のおやつや肉、野菜、フルーツは、与えれば喜んで食べるかもしれません。ですが、アカナのようにバランスが取れたフードに他のものを足すと、そのバランスが崩れてしまいます。当犬舎では、アカナ以外のものは基本的に与えていません。
購入時は必ず正規品を
ドッグフードは、必ず正規品を購入してください。国ごとに薬事法等の違いがあり、原材料が異なることがあります。生産国でリコールがかかっても、並行輸入品ではその情報が追えません。輸入費を削減すると積み荷の条件が悪くなり、フードが傷みやすくなることもあります。
フードを切り替えるときの注意
他のフードから切り替える際は、1割程度から混ぜ始めて、1ヶ月程度かけてすべて切り替えてください。トウモロコシやビートパルプなど、便を固める成分が入ったフードから切り替える場合は注意してください。便がゆるくなりやすい傾向があります。
アカナは、他ブランドより与える量が少なめに設定されていることが多いです。気づかないうちに与えすぎてしまうこともあるので、パッケージの表示をよく確認してください。切り替え時は、食いつきの低下や便のゆるさ、湿疹が出ることもあります。少なくとも3ヶ月程度は、様子をゆっくり見てあげてください。
「良いフード」の見極め方
「食いつきが良い」「便の調子がいい」は、良いフードの証拠としてよく語られます。ですが、これは少し誤解を招く表現だと私は思っています。
食いつきの良さは、匂いや食感が好まれているか、フードをローテーションしているかで決まる面が大きいです。便が固まるのも同じです。トウモロコシやビートパルプなど便を固める成分が入っていれば、どんなフードでも起こります。本当に良い便は、ツルンと出て、片付けたときに地面にわずかに残る程度のものです。
浜松で子犬を迎えるなら
私たちペットのブリーダーワンブーは、2008年3月に浜松で創業しました。フードの選び方や切り替えのタイミングまで、子犬をお迎えいただいた後も対応しています。
気になることがあれば、遠慮なくお問い合わせください。
まとめ
アカナ パピーレシピは、動物性原材料の比率が高く、穀物を使わない設計の子犬用フードです。大型犬の子犬には、専用の「パピーラージブリード」を選んでください。切り替えは少しずつ、便の様子を見ながら進めてあげてください。
よくある質問
参考リンク – 公益社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)


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