静岡県浜松市で犬のブリーダーをしている、ペットのブリーダーワンブーの山下です。繁殖・育成だけでなく、しつけ教室も自社で運営しています。
人懐っこく、誰にでも愛想がいい。ゴールデンレトリーバーのそんな性格が、しつけをあいまいにしてしまう原因になることがあります。この記事では、私たちの考え方と、特に注意してほしい誤飲事故について書きました。
ゴールデンレトリーバーのしつけが難しいと言われる理由
「人懐っこいから叱らなくても大丈夫」。そう思われがちな犬種ですが、これは少し違うと私は考えています。
愛想の良さは、上下関係のあいまいさにつながりやすい面があります。誰にでも尻尾を振る分、飼い主との主従関係がはっきりしないまま育ってしまう子も少なくありません。食欲が旺盛で好奇心も強いため、拾い食いなどの困った行動にもつながりやすい犬種です。
犬のルールで学ぶ「叱るしつけ」とは
犬のしつけについて調べると、「叱るのはNG」という情報がほとんどです。良い行動をしたら褒める。これがポジティブトレーニングとして広く知られています。
もちろん、間違いだとは言いません。ですが、それだけでは足りないと、私は考えています。
犬同士のしつけを見ていると、親犬は号令を使いません。褒めることもしません。いけないことをしたときに、叱るだけです。叱られなければ、してもいいことになります。これが、犬にとって自然なルールです。
犬は上下関係で成り立つ動物です。上の立場から叱られても、その相手を嫌いにはなりません。むしろ、もっと慕うようになります。人懐っこいゴールデンレトリーバーほど、この関係をあいまいにせず、きちんと築いておくことが大切です。
人間のルールとして教える3つだけ
叱るしつけが基本です。ですが、人と暮らすには、それだけでは足りません。号令と褒めをセットで教えるのは、トイレ・呼び戻し・ハウスの3つだけです。
呼び戻しは誤飲対策にもつながる

名前を呼ばれたら戻ってくる。これができないと、危険なものをくわえたまま逃げ回られたり、拾い食いの現場を止められなかったりします。究極の危険回避だと思って、根気強く教えてください。
犬が人間に勝手に触れることも、許してはいけません。名前を呼ばれたときだけ触れられる。これを「楽しいこと」として認識させてください。この関係ができていると、口にくわえたものを「ちょうだい」で手放させやすくなります。
トイレとハウス
トイレは、ケージの中に設置してください。「ハウス」の合図でケージに入り、落ち着いて待てるようにしておいてください。誤飲の危険がある場面でも、すぐに隔離できます。
【特に注意】拾い食い・誤飲のリスク

ゴールデンレトリーバーは、誤飲事故が特に多い犬種です。食欲旺盛で丸飲みしやすく、好奇心からおもちゃ以外のものまで口に入れてしまいます。
おもちゃの破片、骨、靴下やタオル、ペットボトル、竹串や爪楊枝、人間の薬。誤飲は腸閉塞や内臓損傷につながり、命に関わることも珍しくありません。レントゲンや超音波検査で異物が確認できない場合、試験的に開腹手術が必要になるケースもあります。
「うちの子は大丈夫」と油断しないでください。誤飲の詳しい対策については、以下の記事でまとめています。

いたずら防止のしつけと、床に物を置かない環境づくり。この両方を徹底することが、何より確実な予防策です。
甘噛み・飛びつき癖への対応
甘噛みは子犬のうちにやめさせてください。「じゃれているだけ」と放置すると、大人になってから歯を当ててしまう恐れがあります。
人懐っこさゆえに、飛びついて挨拶しようとする子も多いです。名前を呼ばれたときだけ触れ合える、というルールを徹底すれば、飛びつき癖も自然と落ち着いていきます。
散歩は「仕事」という考え方

一般的な散歩は、犬にとって自由時間やトイレの時間になっていることが多いと思います。ですが、好奇心旺盛なゴールデンレトリーバーにとって、それだけでは拾い食いの機会を増やしてしまいます。
そこで私たちは、散歩を仕事として与えます。仕事中は自由がありません。トイレもしません、匂いも嗅ぎません。飼い主さんの後ろを黙ってついていく。お供をするのが仕事です。この習慣が、地面のものに興味を示す癖を抑えることにもつながります。
浜松でゴールデンレトリーバーのしつけにお困りなら
私たちペットのブリーダーワンブーは、2008年に浜松で創業しました。繁殖・育成とあわせて、しつけ教室も運営してきました。
誤飲の不安やしつけの悩みがあれば、まずは今の状況を聞かせてください。
まとめ
ゴールデンレトリーバーのしつけは、人懐っこさゆえに上下関係があいまいになりやすい点に注意してください。犬のルールを人間が学べば、関係性は必ず築けます。特に誤飲事故は命に関わるため、呼び戻しのしつけと環境づくりの両方で予防してほしいです。
よくある質問
参考リンク – 環境省 動物の愛護と管理 – 公益社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)

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