シベリアンハスキーのくるみのしつけ教室 保定

静岡県浜松市で犬のしつけ教室をしている、ペットのブリーダーワンブーです。

今回はシベリアンハスキーのくるみです。3月21日にペットのブリーダーワンブーで生まれた子でまだまだ子犬です。ワンブー出身なので当然室内飼いです。ワンブーでは室内飼いの方にしか子犬をお譲りしていません。理由はいくつかありますが、1つは外飼いだと人間と接する時間が少なくなり家の番などをして、しつけがしにくくなるからということがあります。
飼い主さんが一番困っていることが、先住犬のキャバリアキングチャールズスパニエルのららが居るのですが、どうも仲良くできないことと、甘噛みが直らないことでした。散歩は1頭ずつなら大丈夫ということでした。
申し訳ないのですが、私たちは飼い主さんの言われることを全ては信じていません。なぜなら、私たちは飼い主さんと犬を見る目線が違うからです。そのため飼い主さんにいつものように接していただき現状を確認しながらしつけをしています。

シベリアンハスキーのくるみ
シベリアンハスキーのくるみの写真

先住犬のキャバリアキングチャールズスパニエルのらら
キャバリアキングチャールズスパニエルのららの写真

犬の保定は非常に重要です。飼い主さんと犬との上下関係をつけるためにも、万が一怪我などで獣医さんの診察を受ける時にも保定ができるとできないのとでは犬の負担が変わってきます。
いつも言いますが、犬のしつけをするということは犬を守るということです。何かあった時に犬と飼い主さんの負担を最小限にすることができます。今がかわいそうではなく、最終的にかわいそうなのかをよく考えていただきたいです。人間の子育てと全く一緒です。
どうしても、ペットを飼育すると口では子供というのですが、接し方は完全に孫です。愛情だけ与えてしまって厳しさがありません。かわいいからこそ厳しいしつけが大切です。孫ではなく子供を育ててください。

犬の保定ですが、飼い主さんが抱っこしたら犬は身を委ね抵抗してはいけません。なすがままの状態になってほしいです。どうしたらいいかというと、犬が抵抗した時にそれがいけないことを伝えます。犬には言葉では通じません。犬のルールが必要です。ボディータッチです。犬は体当たりをしたり、威圧したり、唸ったりすることで相手に伝えます。それでも伝わらなければ噛みます。これを人間がやるのは難しいので、良くないことをした瞬間にチョップするかのように指で刺す感じで注意します。でも、ダメと言う注意ではなく、私に注目しなさいという注意です。
ハッとさせればいいのですが、犬のテンションが低ければ弱くてもいいですが、テンションが高ければそれなりの強さとスピードと気持ちが無ければ注目してもらうことはできません。文字でお伝えすることは難しいですが、理解できれば簡単です。毎回、毎日注意することは虐待に近くなります。しっかりと注意できれば数回で犬に伝わるので、犬も人間もストレスなく保定ができるようになります。

しつけ教室をしていると人間の目をよく見てくる犬が多いです。よく言う「アイコンタクト」をする犬です。私たちはアイコンタクトはさせてはいけないと思っています。(最低限のしつけができて、芸を教える場合は除く)なぜならば、上下関係ができていたら上の者の目なんて見れないからです。現代の人間関係よりも江戸時代なんかのほうがわかりやすいと思います。お殿様の顔を見ることなんてできないですよね。

また、動物は目と目が合ったらケンカの寸前です。猿に会ったら目を合わせてはいけないと言われませんか?だから、犬同士はアイコンタクトをしません。(よっぽど仲の良い犬同士は除きますが)必ず弱い方の犬が目をそらします。私はあなたにケンカを売るつもりはありません、という意思表示です。
このように犬のルールを理解しないで、いろいろな情報に惑わされて犬のしつけをしても、問題行動の根本解決はできません。

シベリアンハスキーのくるみは保定については簡単にできました。飼い主さんができるかはまた別問題です。犬はできます。できないのは飼い主さんです。飼い主さんが変われば犬はみるみる変わってきます。

この後、ケージの出し入れの仕方や散歩をしましたが、長くなるので別記事にします。
そしてこの2頭は飼い主さんの希望もありまして、しつけで数日お預かりになりました。「くるみ」も「らら」もわかっていませんが。

シベリアンハスキーのくるみの写真2

キャバリアキングチャールズスパニエルのららの写真2

シベリアンハスキーのくるみの写真3

キャバリアキングチャールズスパニエルのららの写真3

あと、くるみは乳歯が永久歯に生え変わりの時期になりました。犬歯は両方生えています。
シベリアンハスキーのくるみの写真4

シベリアンハスキーのくるみの写真5

また、前足の狼爪は爪切りを忘れられていてちょっと長かったです。
シベリアンハスキーのくるみの写真6

ケージの出し入れや散歩のしつけは後日ご紹介します。

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