ボクサー犬は怖そうな見た目とは裏腹に、非常におとなしく人間が大好きな犬です。
飼育した人にしかわかりませんが、とても飼育しやすい犬です。
人気がないのが不思議なくらいです。
十分な運動をさせれば室内でも問題なく飼育できます。
ボクサー犬の歴史
ボクサー犬は19世紀の半ばにドイツでブレンバイザーという名で知られる狩猟犬と、イングリッシュブルドッグと交配して作り出されました。
その犬はサイズが縮小され、しばらくはブランバンターと呼ばれていました。第1次世界大戦では伝令犬として活躍しました。
現在はボクサー犬という名になり、ペットとして人気になりました。
北米では1904年に初めて登場し、牧畜犬や盲導犬として活躍しています。
ボクサー犬の性格
ボクサー犬は非常に陽気で温和です。昔の闘犬だったイメージはまったくありません。
人間が大好きで、家族とともに過ごすことを好みます。そして家族の喜ぶ顔が何より好きで、家族をしっかりと守ります。
ボクサー犬の特徴
ボクサー犬は上唇が厚く短く、やや上向きの鼻もを持っています。
耳と尻尾は断耳、断尾の習慣がありますが、ヨーロッパなどでは禁止の国が多くなっています。
全体的に筋肉質な体で、歩くさまも力強いです。
カラーはブリンドルまたはフォーンで、白のマーキングを伴ってもよいです。ただし、体の3分の1以上の白があると認められない場合があります。
体高は54cmから64cm、体重は27kgから32kgです。
平均寿命は10年から12年です。
ボクサー犬の病気
ボクサーは他の短吻犬と同じように、気管支があまりよくないので温度管理には注意が必要です。夏の炎天下での運動は控えるべきです。
胃捻転や股関節形成不全にも注意が必要です。
ボクサー犬の健康管理と日頃の手入れ
ボクサーの被毛は短く、普段は固く絞ったタオルで拭くか、ブラッシングをするだけでいいでしょう。
また、ボクサー犬は小麦アレルギーがあるといわれていますので、ドッグフードには気を使うべきです。小麦、大豆、トウモロコシの入っていないような良質なドッグフードを与えるようにしましょう。