フレンチブルドッグの飼育ノウハウと繁殖の注意点

静岡県浜松市で犬のブリーダーをしている、ペットのブリーダーワンブーの山下です。フレンチブルドッグを家族に迎えたあと、実際にどう育てていけばいいのか。ここに焦点を絞ってお伝えします。

ブリーダーの選び方は、フレンチブルドッグ ブリーダーの選び方8選で詳しく解説しています。

この記事でお伝えするのは、迎えたあとの飼育ノウハウです。将来「繁殖させてみたい」と考えたときの注意点にも触れます。

目次

食事は、原材料まできちんと見てください

フレンチブルドッグは本来、肉食の動物です。小麦、大豆、とうもろこしを使っていない、肉の含有量が多いフードを選んであげてください。

グレインフリー、ヒューマングレード、合成保存料不使用。自社工場を持つメーカーのフードであれば、なお安心です。フードの質にこだわるなら、それ以外のおやつやトッピングは基本的に必要ありません。

最低限の運動ができていれば、カロリーそのものを過度に気にする必要はないと、私は考えています。それより、原材料の質を見てあげてください。

パッケージの「無添加」「国産」といった表示だけで選ぶのは、正直おすすめしません。原材料表示を見て、最初に何が書かれているかを確認してください。肉や魚が一番目に来ているかどうかが、一つの目安になります。

社会性は、子犬同士の遊びだけでは育ちません

これは、あまり知られていないことです。犬の社会性は、社会性が身についた大人の犬に叱られることで育ちます。子犬同士で遊ばせるだけでは、社会性という意味では十分に身につきません。

ドッグランなどで、落ち着いた成犬と関わる機会を意識して作ってあげてください。子犬のうちから、いろいろな人や犬、環境に触れさせることも大切です。

ただし、どんな成犬でもいいわけではありません。攻撃的な犬や、しつけの入っていない犬と会わせてしまうと、逆効果になることもあります。相性を見ながら、少しずつ機会を増やしていってください。

リーダーシップも欠かせません。愛犬に対してルールを一貫して示すことで、犬は安心して生活できます。ルールが曖昧だと、犬は自分で判断するしかなくなり、結果的に落ち着きのない行動につながります。

健康管理は「暑さ」と「皮膚」がカギ

フレンチブルドッグは短頭種のため、熱中症のリスクが高い犬種です。暑い時期は涼しい場所で過ごさせ、水分補給を忘れないでください。

皮膚トラブルや呼吸器の問題も、抱えやすい傾向があります。定期的に皮膚の状態をチェックし、室温・湿度の管理を心がけてください。フードアレルギーも出やすいので、体調の変化には敏感でいてほしいと思います。

いびきや荒い呼吸音を「かわいい」で片付けず、普段との違いに気づけるようにしておいてください。急に呼吸が苦しそうになったときは、様子見をせず、すぐに動物病院へ連れて行ってください。

長生きのために、運動は「一緒に転がる」のが一番

長寿のためには、食事と運動のバランスが欠かせません。運動は、心肺機能や筋肉、関節の柔軟性を保つために必要です。

一番効果的なのは、犬同士で思い切り転がりまわって遊ぶことです。全身の筋肉が自然とついてきます。無理に追い込むのではなく、楽しく続けられる範囲で、日々の運動を積み重ねてあげてください。

フレンチブルドッグは体力があまりないので、長時間の運動には向きません。短時間でも毎日続けることのほうが、結果的に体づくりにつながります。夏場は特に、時間帯を選んであげてください。

「自分で繁殖させたい」と思ったら、まず読んでください

フレンチブルドッグを迎えたあと、「うちの子で繁殖させてみたい」と考える方も、時々いらっしゃいます。ここは、正直にお伝えしておきたいところです。

犬のブリーディングには専門知識が必要です。一般の方が安易に行うべきではありません。遺伝性の病気や皮膚トラブルのリスクを把握したうえで、健康な血統の相手を選ぶ必要があります。フレンチブルドッグは特に、帝王切開が必要になるケースも多い犬種です。

血統・遺伝子情報の理解も欠かせません。個々のペアリングによって、どんな子犬が生まれる可能性があるのか。ここを理解せずに交配させると、健康上のリスクを子犬に背負わせることになりかねません。

近い血統同士を安易に掛け合わせると、遺伝性疾患が出やすくなることも分かっています。血統書に書かれた名前を見るだけでなく、その先の家系まで把握しているブリーダーに、必ず相談してください。

繁殖を考えるなら、まずは専門のブリーダーに相談してください。興味本位だけで進めるものではないと、私は思っています。

実際に、知識のないまま交配させてしまった方の相談を受けたことがあります。難産になり、母犬・子犬ともに命を落としかけたケースでした。

かわいい子犬を見たいという気持ちは分かります。ですが、その先にあるリスクまで、きちんと理解してから判断してください。

浜松でフレンチブルドッグを飼うなら

私たちペットのブリーダーワンブーでは、子犬をお迎えいただいた後も、長くサポートしています。しつけ教室やペットホテルも自社で運営しています。食事や健康管理について迷ったときも、遠慮なくご相談ください。

よくある質問

フレンチブルドッグにおすすめのフードはありますか?

小麦・大豆・とうもろこし不使用で、肉の含有量が多いフードをおすすめしています。グレインフリー・ヒューマングレードのものが安心です。

子犬の社会性はどう育てればいいですか?

子犬同士の遊びだけでなく、落ち着いた成犬と関わる機会を作ってください。社会性は、大人の犬に叱られる経験を通じて育ちます。

自分の犬で繁殖させることはできますか?

専門知識が必要なため、一般の方にはおすすめしていません。遺伝性疾患のリスクや出産時のリスクを、事前に専門家へ相談してください。


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