静岡県浜松市で犬のブリーダーをしている、ペットのブリーダーワンブーの山下です。当犬舎では、フレンチブルドッグの繁殖にも携わっています。
白い体に、黒い模様。パイドは、フレンチブルドッグの中でもひときわ目を引く毛色です。
ですが、毛色で犬を選ぶときは、見た目の可愛さだけで決めないでください。この記事では、パイドの特徴と、白い被毛だからこそ必要なケアをお伝えします。
フレンチブルドッグのパイドとは

パイドとは、白をベースに、ほかの色の斑(ぶち)が入った毛色のことです。
斑の色は、黒やブリンドル(黒と茶の縞模様)が基本です。斑の入り方は一頭ごとにまったく違います。顔の片側だけに模様が入る子、目の周りだけ黒い子。同じ模様の子は二頭といません。
パイドの種類
パイドの中にも、斑の色によっていくつか呼び方があります。
| 呼び方 | 斑の色 |
|---|---|
| パイド | 黒・ブリンドル |
| フォーンパイド | フォーン(淡い茶色) |
| ハニーパイド | クリーム・淡いフォーン |
呼び方は犬舎によって多少違うこともあります。気になる場合は、ブリーダーに実際の子を見せてもらってください。
ただし、この呼び方は勝手に言っているだけですので、血統証明書での毛色はパイドになります。
パイドだから性格が違う、ということはない
「パイドは性格がおとなしいですか?」と聞かれることがあります。毛色で性格が決まることはありません。
フレンチブルドッグは、全体的に人懐っこく、遊び好きな犬種です。性格の違いは、毛色よりも親犬の気質と、迎えてからのしつけで決まります。
私は、毛色より先に親犬の性格を見てほしいと考えています。見学のときは、ぜひ親犬にも会ってください。
白い被毛ならではの注意点

パイドを迎えるなら、知っておいてほしいことがあります。白い部分が多いぶん、汚れや肌トラブルが目立ちやすいのです。
皮膚の赤みが目立ちやすい
白い毛の下の皮膚はピンク色で、赤みや湿疹がすぐ表に出ます。フレンチブルドッグは、もともと皮膚トラブルが出やすい犬種です。
早く気づけるという意味では、むしろ利点でもあります。体を触るたびに、皮膚の色を見る習慣をつけてください。私は、パイドを選ぶなら、毎日皮膚を見る手間も一緒に引き受けてほしいと思っています。
涙やけ・口まわりの汚れ
目の下の涙やけや、口まわりの汚れも白い毛には目立ちます。濡れたタオルでこまめに拭いてあげてください。
顔のしわの間も、汚れが溜まりやすい部分です。ここを放っておくと、においや皮膚炎の原因になります。
白い部分が多い子は聴覚も確認を
白い部分が極端に多い犬は、先天的に耳が聞こえにくい場合があるといわれています。
パイドだから必ずそうなるわけではありません。ですが、迎える前にブリーダーへ聞いておくと安心でしょう。音に反応するかどうか、見学のときに確かめてみてください。
パイドのケアとお手入れ

ここからは、日々のお手入れについてです。
ブラッシング
フレンチブルドッグは短毛ですが、季節の変わり目には毛がよく抜けます。ブラッシングは、抜け毛を取るだけでなく、皮膚の状態を確認する時間にもなります。
耳や歯の汚れも、ブラッシングのついでに見てください。体重管理も、皮膚の健康を守るうえで欠かせません。
シャンプー
白い被毛はつい洗いたくなりますが、洗いすぎは皮膚の乾燥を招きます。汚れが気になる部分は、拭き取りで対応してください。
シャンプーのあとは、しわの間までしっかり乾かします。ここが湿ったままだと、皮膚炎の原因になります。
迎える前に知っておきたいこと
パイドに限らず、フレンチブルドッグは短頭種です。暑さに弱く、夏場はエアコンでの温度管理が欠かせません。
呼吸器のトラブルや皮膚トラブルなど、通院が必要になる場面も少なくありません。毛色だけで選ばず、こうした犬種の特徴まで受け入れられるかを考えてから迎えてください。
まとめ
パイドは、白地に斑が入った、一頭ごとに模様が違う毛色です。性格は毛色ではなく、親犬としつけで決まります。
白い被毛は、皮膚の赤みや汚れが目立ちやすいのが特徴です。毎日体を触って、小さな変化に気づいてあげてください。




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