フレンチブルドッグ ブリーダーの選び方8選【浜松】

浜松のブリーダーとフレンチブルドッグの子犬

静岡県浜松市で犬のブリーダーをしている、ペットのブリーダーワンブーの山下です。2008年からフレンチブルドッグを専門に繁殖・育成してきました。もうすぐ18年になります。

「ブリーダーなんてどこも同じでしょう」と思う方もいるかもしれません。ですが、それは違います。選び方を間違えると、あとで痛い目を見ることになりかねません。

この記事では、優良ブリーダーを見極める8つのチェックポイントをお伝えします。あわせて実際にあったトラブルや、飼う前に知っておきたい特徴も、包み隠さず書きました。

目次

フレンチブルドッグのブリーダーとは?ペットショップとの違い

ブリーダーとは、特定の犬種を専門に繁殖・育成し、直接飼い主に引き渡す業者のことです。

ペットショップの方が気軽で安心、と思う方もいるでしょう。ですが、店頭に並んだ時点ですでに生後数ヶ月が経過しています。親犬の情報を直接確認する手段もありません。

ブリーダーから迎える場合は違います。親犬の性格や健康状態を、自分の目で確かめられます。育った環境まで見たうえで、迎えるかどうかを決められるのです。

価格にも違いが出ます。フレンチブルドッグの場合、ペットショップでの購入価格はおよそ50万円から100万円。ブリーダーから直接迎えると50万円前後が相場です。この差額の正体は、ペットショップが間に入ることで発生する卸値です。

入手ルート 価格目安 特徴
ペットショップ 50万円〜100万円 卸値が上乗せされる分、割高になりやすい
ブリーダー直販(手売り) 50万円前後 繁殖環境や親犬を直接確認できる
売れ残り個体 10万円〜30万円 健康・見た目に理由があるケースも

価格が大きく下がった個体を見かけることもあります。ですが、そこには理由があるケースが少なくありません。健康状態や見た目、先天性の問題が理由で残っている場合もあります。安さだけで飛びつかないでください。

「安い理由」を聞いて、きちんと答えられないブリーダーからは迎えない。これが鉄則です。曖昧にはぐらかす相手とは、そこで縁を切ってください。

優良ブリーダーを見極める8つのチェックポイント

優良ブリーダーを見極めるチェックリストとフレンチブルドッグの子犬

犬舎のホームページや見学時には、以下8つを確認してください。信頼できるブリーダーかどうかの判断材料になります。

動物取扱業登録があるか

犬の繁殖・販売を行う事業者には、都道府県への登録が義務付けられています。根拠は動物の愛護及び管理に関する法律です。

ホームページに登録番号の記載があるか、確認しておきましょう。登録番号は浜松市動物愛護教育センターのような窓口に問い合わせれば、実在する事業者かどうかを確認できます。

施設が清潔に保たれているか

犬舎内や個体からの臭いは、日々の管理状態を映す鏡です。見学時には、掃除が行き届いているか、自分の目で確認してください。写真だけで判断するのは危険です。

血統書が発行されるか

純血種としての証明となる血統書。発行の有無は、必ず確認してください。血統がはっきりしている親犬から生まれた子犬かどうかも、あわせて聞いておくと安心です。

引き渡し時期が適切か

2021年施行の改正動物愛護管理法により、子犬の販売は生後56日を経過してからと定められています。これより早い引き渡しを持ちかけてくる業者には注意してください。

見学に応じてくれるか

親犬や兄弟犬を含めて、犬舎の様子を実際に見学できるか。これも重要な判断材料です。インターネット販売のみで見学を断るような相手は避けましょう。

アフターフォロー・保証があるか

引き渡し後に体調を崩した場合の保証制度があるか、確認しておくと安心です。最低でも1週間程度の健康保証が目安になります。

質問への対応が誠実か

飼育環境や持病の有無について質問した際、曖昧な返答しか返ってこない。そんな相手は要注意です。誠実に、具体的に答えてくれるかどうかを見ておいてください。

所在地・連絡先が明確か

住所や電話番号がはっきり公開されているか。身元の確実性も確認しておきたいポイントです。

【番外編】毛色にもブリーダーのこだわりが表れる

フレンチブルドッグには複数の毛色があります。なかでも「ブリンドル」と呼ばれる黒っぽい毛色の個体は、色素が濃い分だけ皮膚が強いといわれています。子犬の生存率も高い傾向にあるようです。

健全な繁殖を心がけているブリーダーほど、両親犬のどちらかにブリンドルを配合するのが基本です。見た目の人気だけでなく、こうした繁殖方針まで説明してくれるかどうかも判断材料になります。

要注意!こんなブリーダーには気をつけて

不安げな表情のフレンチブルドッグ

チェックポイントを押さえていても、思わぬトラブルに発展することがあります。実際にSNS上で話題になった事例を2つ紹介します。

あるブリーダーが子犬を販売した3日後、飼い主から「返品したい」と連絡が入りました。理由は、家族の一人に出た重度の犬アレルギー反応。呼吸困難になるほどの深刻さでした。

ブリーダー側に非があるとは言い切れません。ですが、迎える前に家族全員のアレルギー有無を確認しておく。この大切さを示す出来事だと感じます。良心的なブリーダーであれば、こうした事前相談にも丁寧に応じてくれるはずです。

もう一つ。価格が大きく下がった「売れ残り」の子犬に飛びつくのも避けたい行動です。元ブリーダーの証言によると、健康で見た目もよい子犬は早い段階で決まるのが自然な流れです。長く残っている個体には、何らかの理由があることが多いといいます。

私自身、これまで多くの飼い主さんとやり取りをしてきました。価格や見た目の印象だけで即決してしまう方もいます。後になって「もっと詳しく聞いておけばよかった」と感じるケースを何度も見てきました。気になる点は些細なことでも、迎える前にすべて質問しておいてください。

良いブリーダーに共通する特徴

信頼できるブリーダーが子犬を丁寧に世話する様子

信頼されているブリーダーには、いくつかの共通点があります。

血統管理を徹底している犬舎は、世界チャンピオン犬の血を引く個体を大切に育てています。その家系情報も公開しています。「この子はどんな家系なのか」を丁寧に説明できる。それだけ繁殖に責任を持っている証拠です。

遠方からもわざわざ足を運んで子犬を迎えに来る飼い主がいる犬舎も存在します。こうした犬舎に共通するのは、飼育環境への投資を惜しまない姿勢です。空調管理された清潔な犬舎、ストレスの少ない飼育スペース。目に見える部分にこだわりが表れています。

実際に他県のブリーダーを訪ねてみると、見学を歓迎してくれる犬舎が多くあります。普段は見せない繁殖犬の飼育スペースまで案内してくれることも少なくありません。オープンな姿勢そのものが、飼育に自信を持っている証だと私は思います。

隠すブリーダーに、良いブリーダーはいません。これは私の持論です。見せられない場所があるということは、見せられない理由があるということです。そこに気づけるかどうかで、選ぶ犬舎は変わってきます。

見学時に聞いておきたい質問リスト

犬舎見学の際にありがちなのが、その場の雰囲気に流されての聞きそびれ。あらかじめ以下の質問をメモしておくと安心です。

  • 親犬の年齢と、これまでの出産回数
  • 兄弟犬に先天性疾患が出たことがあるか
  • ワクチン接種と健康診断の実施状況
  • 引き渡し後に相談できる窓口があるか

フレンチブルドッグを迎える前に知っておきたいこと

かわいらしい見た目だけで決めないでください。フレンチブルドッグには、飼育前に知っておきたい特性がいくつかあります。

まず食欲がかなり旺盛な犬種です。与えれば与えた分だけ食べてしまう子も多く、食事量の管理は飼い主の役目になります。反対に運動量はそれほど必要とせず、体力もあまりありません。長時間の散歩には向きませんし、暑さにも弱いので夏場は注意が必要です。

顔まわりのシワには汚れがたまりやすく、皮膚トラブルを防ぐには日常的な拭き取りケアが欠かせません。鼻が短い構造のため、いびきや鼻音が大きいのも特徴です。

これを愛嬌と捉えるか、気になる点と捉えるか。家庭の考え方次第だと思います。夜間に静かな環境で眠りたいご家庭は、この点も事前にイメージしておいてください。動画サイトで実際の寝息を確認しておくのも一つの手です。

生涯でかかる費用の目安

フレンチブルドッグは皮膚疾患や呼吸器のトラブルを起こしやすい犬種でもあります。月々のフード代に加えて、通院費もあらかじめ見込んでおくと安心です。ペット保険への加入を検討する飼い主さんも多くいます。迎える前に、近隣の動物病院や保険プランを調べておいてください。

今がかわいいから、だけで決める話ではありません。10年、15年先まで一緒に暮らせるかどうかを考えてから、迎えてほしいのです。

子育てと似ていると、私は思います。生まれたばかりの赤ちゃんはかわいいものです。ですが、育てるとなれば話は別です。夜泣きもすれば、病気にもなります。それでも育てると決めたなら、最後まで責任を持つ。犬を迎えるのも、本質的には同じことだと考えています。

浜松でフレンチブルドッグを迎えるなら

浜松のブリーダー犬舎前に並ぶ2頭のフレンチブルドッグ

私たちペットのブリーダーワンブーは、2008年3月に浜松で創業しました。以来18年近く、フレンチブルドッグをはじめとする犬たちの繁殖・育成に携わってきました。

繁殖・育成だけでなく、ペットホテルやしつけ教室も自社で運営しています。子犬をお迎えいただいた後も、しつけの相談やお預かりまで、同じスタッフが一貫して対応します。

利益も出していかなければ、事業は続けられません。ですが、それだけにとらわれていては、良い繁殖はできないと思っています。代表を務める私自身、数多くの子犬たちと向き合うなかでこの基準を大切にしてきました。今回ご紹介したチェックポイントは、その実感にもとづくものです。

初めてフレンチブルドッグを迎えるので不安がある。そういう方こそ、遠慮なくお問い合わせください。浜松市内はもちろん、静岡県外から見学にお越しいただくことも可能です。まずはお気軽に、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

電話でもメールでも構いません。「こんなこと聞いてもいいのかな」と思うようなことほど、聞いていただきたいのです。

まとめ

フレンチブルドッグをブリーダーから迎える際は、8つのポイントを確認してください。動物取扱業登録・血統書・引き渡し時期・アフターフォローなどです。価格の安さだけで判断しないでください。

一つひとつは地味に思えるかもしれません。ですが、確認しておくかどうかで、迎えた後の安心感は大きく変わります。気になる犬舎が見つかったら、まずは電話やメールで問い合わせてみてください。遠慮はいりません。

よくある質問

フレンチブルドッグをブリーダーから迎える際に、よく寄せられる質問をまとめました。

Q1. フレンチブルドッグの子犬の相場はいくらですか? A. ペットショップでは50万円から100万円程度、ブリーダーから直接迎える場合は50万円前後が目安です。個体や血統によって幅があります。

Q2. 生後何日から子犬を迎えられますか? A. 改正動物愛護管理法により、生後56日を経過してからの引き渡しと定められています。それより早い引き渡しを勧めるブリーダーには注意してください。

Q3. ペットショップとブリーダー、どちらから迎えるのがよいですか? A. 繁殖環境や血統情報を直接確認できる点で、ブリーダーから迎える方が情報の透明性は高いといえます。

Q4. 遠方に住んでいてもブリーダーから子犬を迎えられますか? A. 犬舎によっては全国から見学に訪れる飼い主もいます。見学対応の可否や引き渡し方法について、事前に問い合わせておいてください。

Q5. 引き渡し後のアフターフォローはどこまでしてもらえますか? A. 犬舎により異なりますが、最低でも1週間程度の健康保証を設けているのが一般的です。しつけの相談まで対応してくれる犬舎もあります。

Q6. 子犬の性格や相性はどうやって見極めればよいですか? A. 可能であれば、複数回見学して普段の様子を観察してみてください。人に対する反応や兄弟犬との関わり方から、性格の傾向がある程度つかめます。


参考リンク – 環境省 動物の愛護と管理 – 環境省「STOP!生後56日までの犬猫販売!」 – 公益社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC) – 浜松市動物愛護教育センター

内部リンク – ゴールデンレトリーバー 子犬の選び方と注意点(犬種は違いますが、子犬の迎え方・最初の1週間の過ごし方の参考になります) – 子犬のしつけ方【浜松のブリーダー流】(お迎え後のしつけについてはこちらで詳しく解説しています)

浜松のブリーダーとフレンチブルドッグの子犬

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次