犬用キャリー・クレートの選び方 中型・大型犬はハードタイプ一択

車の荷室に固定したハードクレートの中で落ち着くゴールデンレトリーバー

静岡県浜松市で犬のブリーダーをしている、ペットのブリーダーワンブーの山下です。

キャリーやクレートは、種類が多すぎて迷いますよね。ソフトタイプ、リュック、カート。どれもおしゃれで便利そうに見えます。

ですが、車で移動するなら答えは一つです。この記事では、ブリーダーとして実際におすすめしているキャリー・クレートと、その理由をお伝えします。

目次

ワンブーおすすめの移動用キャリー・クレート

ハードクレートの前に座るゴールデンレトリーバー

当犬舎では、フレンチブルドッグ、ゴールデンレトリーバー、シベリアンハスキーなどを繁殖しています。どの犬種も、小型犬のように抱っこで移動はできません。移動はほぼ車になります。

その場合は、必ずハードタイプのクレートを使ってください。

一番に考えるべきは、犬の身の安全です。車内で犬をフリーにするのは論外です。犬用のシートベルトやソフトケージも、事故のときには役に立ちません。

急ブレーキを踏んだとき、安物のクレートは壊れてしまいます。必要なのは、衝撃に耐える強度です。私は、クレートだけは値段で選ばないでほしいと思っています。

当犬舎でおすすめしているのは2つです。ペットメイトのバリケンネルと、アイリスオーヤマのエアトラベルキャリーです。犬種ごとのサイズの目安は、次のとおりです。

フレンチブルドッグ、ビーグル、ウェルシュコーギーペンブロークなど

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ゴールデンレトリーバーのメス、シベリアンハスキーのメスなど

ゴールデンレトリーバーのオス、シベリアンハスキーのオスなど

キャリー・クレートの種類と使い分け

キャリーには、いくつかの種類があります。それぞれ向いている場面が違うので、整理しておきます。

種類向いている犬・場面注意点
ハードクレート中・大型犬の車移動、飛行機、災害時重くかさばる
ソフトキャリー小型犬の短時間の移動衝撃には弱い
抱っこ紐・リュック小型犬の電車移動やお出かけ長時間には向かない
ペットカート高齢犬や足腰の弱った犬の散歩車移動の代わりにはならない

ソフトタイプやリュックが悪いわけではありません。小型犬を抱えて電車に乗るなら、むしろ便利でしょう。

ただ、車移動で犬を守れるのはハードクレートだけです。用途ごとに分けて考えてください。

サイズの選び方

サイズ選びで迷ったら、犬が中で立ち上がって、向きを変えられるかを基準にしてください。

測るのは、鼻先からお尻までの体長と、立ったときの頭までの高さです。この2つに少し余裕を足したサイズが目安になります。

大きすぎるのも良くありません。中で犬の体が転がってしまい、急ブレーキのときにかえって危険です。子犬のうちは、成犬時のサイズを見越して選んでください。仕切りで中を狭くできるクレートなら、成長に合わせて調整できます。

クレートに慣れさせる方法

扉を開けたクレートの中でくつろぐゴールデンレトリーバー

いきなり車に乗せても、クレートを嫌がる犬は多いです。普段から家の中で使っておくのが一番の近道です。

当犬舎では、子犬のうちからケージの中でフードを与えるようにお伝えしています。「ケージの中=良い場所」と覚えさせるためです。

これは移動のためだけではありません。病気や入院でケージに入らなければいけないとき、ストレスを減らすことにもつながります。

クレートでおとなしく過ごせる犬は、動物病院でもペットホテルでも落ち着いていられます。私は、クレートに慣れていることも立派なしつけの一つだと考えています。

車移動で気をつけること

休憩中に水を飲むゴールデンレトリーバー

車に乗せるときは、クレートをシートベルトや荷室のフックで固定してください。クレートごと飛んでしまっては意味がありません。

夏場は、車内の温度に特に注意が必要です。エンジンを切った車内は、短時間でも危険な暑さになります。犬を車に残したまま離れるのは、絶対にやめてください。

長距離の移動では、1〜2時間おきに休憩を入れてください。水を飲ませて、トイレを済ませる時間も作ります。

電車・飛行機での移動

電車では、多くの鉄道会社でケースに入れることが条件になっています。サイズや重さの決まりは会社ごとに違うので、乗る前に確認してください。

飛行機で犬を預ける場合は、頑丈なハードクレートが必要です。航空会社ごとに規定があるので、予約の段階で問い合わせておくと安心でしょう。

防災用としてのクレート

クレートは、災害時の備えにもなります。

避難所では、犬をクレートに入れて過ごすことが求められる場面が多いです。普段からクレートに慣れていれば、慣れない環境でも落ち着いていられます。

クレートの近くに、リードやフード、水、トイレ用品をまとめておいてください。いざというとき、すぐに持ち出せます。

まとめ

犬用キャリー・クレートは、用途によって選ぶべきものが変わります。中・大型犬の車移動なら、ハードクレート一択です。

サイズは「中で立って向きを変えられるか」で選んでください。普段から家で使って慣れさせておけば、移動も通院も災害時も困りません。

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