静岡県浜松市で犬のブリーダーをしている、ペットのブリーダーワンブーの山下です。ゴールデンレトリーバーの子犬も、当犬舎で生まれています。
生まれてからお引渡しまでは、早くて60日です。その間に子犬は、目も開かない姿から、自分で歩いてフードを食べる体になります。
この記事では、ゴールデンレトリーバーの生まれたての子犬が、お引渡しまでにどう育つのかを時期ごとにお伝えします。
ゴールデンレトリーバーの生まれたての子犬は、60日で姿が変わります
最初に、60日の流れを表にしました。先に流れが分かると、あとの章が読みやすくなります。
| 時期 | 体と動きの目安 |
|---|---|
| 生後0〜2週 | 目も耳も閉じている。母犬の乳と体温で過ごす |
| 生後3〜4週 | 目が開き、自分の足で立って歩き出す。乳歯が生え、離乳が始まる |
| 生後5〜8週 | 兄弟と取っ組み合って遊ぶ。走る、噛む、声を出す |
| 生後8週〜お引渡し | ドライフードを自分で食べる。ケージとトイレの練習、1頭で暮らす練習 |
時期はあくまで目安です。同じ日に生まれた兄弟でも、進み方はそろいません。
生後0〜2週|目が開く前の、母犬と過ごす時期
生まれて最初の2週間ほどは、母犬のそばで過ごす時期です。

目と耳は、まだ働いていません
生まれたての子犬は、目も耳も閉じています。頼りにしているのは、においと母犬の体温です。
母犬のお腹へ、はうようにして進みます。立って歩くことは、まだできません。
乳を飲んでは眠る、のくり返しです。兄弟どうしで体を寄せ合って過ごします。
子育ては、基本は母犬にまかせています
当犬舎では、この時期の子育ては、基本は母犬にまかせています。
そのうえで、子犬の様子をよく観察しています。見ているのは、ほかの兄弟との体格の差や、動き方などです。
部屋の温度は、エアコンで保ちます
生まれたての子犬は、自分で体温を保つ力がまだ弱いです。そのため、部屋の温度が大切になります。
当犬舎の保温は、基本はエアコンだけです。何度と決めずに、人が快適に過ごせる室温にしています。
子犬のうちは、冬に20度を切らないぐらいを目安にしています。
生後3〜4週|歩き始めて、離乳が始まります
ここから、子犬は少しずつ犬らしい動きになっていきます。

自分の足で立って、兄弟の方へ歩き出します
目が開くと、子犬は動き出します。はうのをやめて、足で立とうとします。
最初はふらつきながら、少しずつ歩けるようになります。向かう先は、母犬か兄弟のどちらかです。
乳歯が生えて、離乳が始まります
歩き始めるのと同じころ、乳歯が生えてきます。歯が当たるようになると、母犬が授乳を嫌がることもあります。
このころから少しずつ、離乳が始まります。乳だけだった食事が、フードへ移っていく時期です。
進み方は、兄弟でもそろいません。よく食べる子もいれば、乳から離れたがらない子もいます。
生後5〜8週|兄弟との遊びで覚えること
人が教えられないことを、兄弟から教わる時期です。
噛む力の加減は、兄弟から教わります
子犬は、兄弟と取っ組み合って遊びます。じゃれ合いの中で噛み、噛まれます。
強く噛めば、相手が怒る。怒られれば、力をゆるめる。このくり返しの中で、加減を覚えていきます。
兄弟と過ごす時間は、噛む力の加減を覚える大切な時間です。
金色の毛は、お迎えのあとに変わっていきます
お引渡しのころの毛は、まだ子犬の毛です。お迎えのあと、こう変わっていきます。
生後3〜4か月ごろから、太くて艶のある大人の毛が少しずつ生えてきます。
1歳ごろには、大部分が大人の毛になります。ただ、毛の量はまだ少なく、飾り毛も生えそろっていません。
毛の色は、このころまでにだいぶ濃くなります。3歳ごろで、完成に近づきます。
5〜6歳ごろから、少しずつ毛の色が薄くなる子もいます。そこからは、ゆっくりと退色していきます。
体を触られることに、慣れていきます
ゴールデンレトリーバーは耳の油が多く、耳の手入れは成犬になってからも続きます。
体や耳を触られることに早くから慣れておくと、お手入れが楽になります。迎えたあとも、少しずつ続けてください。
お手入れの目的は、きれいにすることだけではありません。じっと我慢することを覚える、しつけの一環でもあります。
健康のことは、お引渡しの日にご説明します
お渡しの時点のワクチンの回数で、迎えたあとの安静の期間が変わります。健康管理のことは、お引渡しの日にご説明します。
ゴールデンレトリーバーは、股関節形成不全が気をつけたい病気の1つです。歩き方が気になるときは、獣医師にご相談ください。
お引渡しまでに、犬舎がしていること
ここからは、お引渡しに向けた練習が始まります。
ケージとトイレを、囲いでつないで練習します
当犬舎からお渡しする子は、全員がケージとトイレの練習をしてから巣立ちます。トイレの上達ぐあいには、子によって差があります。
ゴールデンレトリーバーは体が大きくなるので、ケージにトイレトレーが収まりません。そこでトレーに囲いをつけ、ケージにつなげています。トイレは、ほかの場所には置いていません。

お家でも、犬舎と同じ置き方にしていただけます。
お引渡しの10日前から、1頭で暮らす練習をします
兄弟と一緒に暮らしている子は、そのまま1頭になると負担が大きくなります。
そこで、お引渡し日の10日前から、1頭で生活することに慣らしていきます。この間に、ケージの中のトイレのしつけ、無駄吠えのしつけ、寄生虫の駆除を進めます。
そのため、お引渡しは見学から10日ほどあと、子犬の様子によってはもう少しあとになります。もう1頭で暮らしている子なら、もっと早くお渡しできる場合もあります。
フードはアカナのパピーレシピを、ドライのまま1日3回
お渡しのころの子犬は、アカナのパピーレシピをドライのまま、1日3回食べています。
ゴールデンレトリーバーの子犬にも、全犬種向けのパピーレシピを使っています。粒が小さめなのは、このパピーレシピの方です。
食べにくそうなときや、大型犬を迎える方で迷うときは、大型犬の子犬向けの「パピーラージブリードレシピ」も選択肢の1つです。
おやつとガムは与えていません。栄養バランスが整えられたドッグフードだけで大丈夫です。おやつを使ったしつけは、最終手段として取っておきます。
お家に来てからの育て方は、次の記事にあります。

見学・ご予約・お引渡しの進み方
対面販売が法律で義務になっているため、ご予約時とお引渡し時の2回、実際に犬舎へご来店いただきます。ご予約のときに、子犬代金の半分を内金としてお願いしています。
流れとご用意いただくものは、こちらのページにまとめてあります。
陸送と空輸は行っておらず、お渡しの場所は犬舎だけです。
迎える日に、用意しておくもの
迎える日にそろっていてほしい物があります。全部ではなく、初日から使う物だけで足ります。
フードは、犬舎と同じ物を続けてください。住む場所が変わる日に食事まで変えると、子犬の体に負担がかかります。
水はいつでも飲めるようにしておきます。ケージに付ける給水ボトルも選択肢の1つです。
トイレトレーは、大きく育つことを考えて選んでください。メッシュ付きの物も選択肢の1つです。
保温器具は要りません。室温はエアコンで保ってください。おやつも、迎える日にそろえる物ではありません。
ブラシは、抜け毛を取る物とスリッカーの2本です。ブラッシングは毎日します。爪切りも必要な物です。子犬のうちは特に、しつけとして飼い主さんに切っていただいています。
お渡しの日には、爪切り・ブラッシング・耳掃除をご説明し、実際にお客様に体験していただきます。
用品の一覧は、こちらの記事とページが詳しいです。

ゴールデンレトリーバーの子犬を迎えたい方へ
ワンブーは2008年3月から浜松で犬舎を続けていて、ペットホテルとしつけ教室も自社で運営しています。
子犬の代金には、健康診断・マイクロチップ・検便・血統証明書・生命保証(くわしくは子犬の保証規定)・消費税が含まれます。

子犬の選び方は、こちらの記事に書いています。

まとめ
ゴールデンレトリーバーの生まれたての子犬は、60日で姿が変わります。生後0〜2週は目も耳も閉じていて、母犬のそばで過ごす時期です。
生後3〜4週ごろに目が開き、自分の足で立って歩き出します。乳歯が生えて、離乳が始まります。進み方は兄弟でもそろいません。
生後5〜8週は、兄弟との遊びで噛む力の加減を覚える時期です。体を触られることにも、少しずつ慣れていきます。
早い子でも、お引渡しは生後60日からです。その日までに、ケージとトイレの練習と、1頭で暮らす練習をします。迎える日に用意しておくのは、フード、給水用品、トイレトレーです。保温器具とおやつは要りません。
よくある質問
参考リンク


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