ゴールデンレトリーバーを迎える前に必要なもの14選

ケージのそばに座る明るめの金色のゴールデンレトリーバーの子犬

静岡県浜松市で犬のブリーダーをしている、ペットのブリーダーワンブーの山下です。当犬舎では、ゴールデンレトリーバーの繁殖も続けています。

ゴールデンレトリーバーを迎える前に必要なものは、14品目です。ただし、全部を同じ日にそろえる必要はありません。

ゴールデンレトリーバーは大型犬です。小型犬と同じ感覚で選ぶと、サイズが合わずに買い直しになります。

この記事では、初日から要る物、子犬を見てから選ぶ物、買わなくてよい物に分けてお伝えします。

ゴールデンレトリーバーをお探しの方へ

ワンブーでは、静岡県浜松市の犬舎で育ったゴールデンレトリーバーの子犬情報をご紹介しています。

目次

ゴールデンレトリーバーを迎える前に、全部そろえる必要はありません

最初にお伝えします。迎える前に買うのは、初日から使う物だけで足ります。

準備品は3つに分かれます。初日から要る物、子犬に会ってから選ぶ物、そして買わなくてよい物です。この記事も、その順で並べました。

お家の広さや間取りは、一軒ごとに違います。先に全部そろえるより、迎えてから足した方が無駄が出ません。

フードだけは例外です。初日から、ブリーダーと同じ物を続けてください。

ゴールデンレトリーバーを迎える前に必要なもの14選

ここからが本題です。品目ごとに、ゴールデンレトリーバーだと何が違うのかを書きます。

食器の前に座る濃い金色のゴールデンレトリーバーの子犬

1. ドッグフード

フードは、迎えた初日に必ず要る物です。

犬を飼育する上で絶対に必要なドッグフードです。

当犬舎では、すべての犬にアカナを与えています。子犬にはパピーレシピです。お渡しの時点では、ドライのまま1日3回食べています。

お家でも、同じ物を用意してください。環境が変わったうえに食事まで変わると、子犬の体には重い負担になります。切り替えたい場合も、落ち着いてから1か月ほどかけて混ぜていきます。

アカナには、全犬種の子犬向けの「パピーレシピ」のほかに、大型・超大型犬の子犬向けの「パピーラージブリードレシピ」もあります。当犬舎では、大型犬の子犬にもパピーレシピを使っています。

粒が小さめなので、食べにくそうにしているときは、パピーラージブリードレシピを考えてみてください。大型犬を迎える方で迷うときは、パピーラージブリードレシピを選ぶことをおすすめします。

アカナを選んでいる理由は、こちらの記事に書きました。

2. フード用の食器

食器は、洗いやすい物なら十分です。

ステンレスか陶器の物から選べば大丈夫です。

高価な物である必要はありません。ひっくり返しにくく、かじって壊せない素材を選んでください。大型犬は口も大きいので、小さすぎる器は使いにくいです。

当犬舎で使っている物は、下に載せます。

3. 水用の食器・給水用品

水は、いつでも飲める状態にしておいてください。

給水ボトルも最低限必要な用品です。

ゴールデンレトリーバーはよく動き、よく水を飲みます。器を床に置くと、子犬は足を突っ込み、ひっくり返します。そのため当犬舎では、ケージに付ける給水ボトルを使っています。器での水やりは、緊急用と考えています。

ボトルから飲んだ経験がない子もいます。迎える前に、どちらで飲んでいたかを聞いてください。

4. クレート(ハードタイプ)

クレートは、迎えに行くその日から使います。

中型・大型犬の車移動は、ハードタイプ一択です。布製は、急ブレーキのときに体を守れません。災害で避難するときも、ハードタイプなら中で休ませられます。

サイズは成犬で選んでください。成犬が中で立てる高さと、車に載る大きさの両方で決めます。オスとメスでは成犬の大きさが違うので、同じ物で足りるとは限りません。

メスには 50-70lbs、オスには 70-90lbs の物を選んでください。

家の中で留守番や就寝に使う物は、クレートではありません。次の5番のケージです。役割が違うので、分けて考えてください。

クレートの選び方と慣れさせ方は、こちらにまとめています。

5. ケージ

ケージは、一生使う物です。

ケージは絶対に必要です。よく子犬のときだけ使っていたとか、夜は一緒に寝るんですとか聞きますが、一生ケージは使ってください。

留守番と就寝、食事のときに使います。ここも成犬のサイズで選んでください。

ゴールデンレトリーバーの場合はこれだけではトイレトレーが設置できませんので、下記のようにトイレトレーに囲いをつけてケージと連結しています。

ケージとトイレセット

詳しくは犬のしつけ教室もできるブリーダーがおすすめする飼育用品で詳しく解説しています。

6. トイレトレー

トイレトレーは、ケージに囲いを付けてつないだ所に置きます。

部屋には別のトイレを置きません。ケージの外でしてよいと覚えると、中でしなくなる子が多いからです。

ワンブーからお渡しする子犬は、すべてケージとトイレの練習をしています。ただ、トイレがどこまでできるようになるかは、個体差があります。

子犬はシーツを噛みます。トイレトレーは基本的にいたずらできないようにメッシュ付きをおすすめします。

大きさは、成犬の体が収まる物を選んでください。選び方は、あとの章でまとめます。

7. ペットシーツ

シーツは毎日替える消耗品です。最初は多めに用意してください。

サイズはトレーに合わせますが、子犬のうちは量も多くないですし、何回も交換するので、XLサイズのペットシーツよりもワイドサイズを4枚ぐらい敷いて、汚れた部分だけ交換するほうが経済的です。吸収量の多さより、こまめに替える方が清潔に保てます。量が多くなってきたら中厚、厚型と変更していきサイズもXLを検討するのがいいでしょう。

8・9. 首輪とリード

首輪やリードは散歩の時に使用しますが、犬をコントロール、制御するものではないことが大前提です。

首輪は本来、耳の根本と顎の一番前のラインに首輪をかけたいのです。それがなかなか難しいので、ペットのブリーダーワンブーではクッションケンネルリードという首輪とリードが一体式のものを使います。

軽くて動きも良いので使いやすいのですが、首のところの緩み防止が弱く犬から抜けるのが不安な方にはパークマスターのチョークリードをおすすめしています。こちらは普通の重さはありますが、ストッパーがしっかりとしているので安心感があります。

ハーネス(胴輪)は使いません。ハーネス・胴輪を使っている方は散歩で犬が引っ張るから苦しくないようにと考えていると思いますが、散歩のしつけをしっかりとして引っ張らないようにすればいいのです。伸び縮みするフレキシブルリードも、犬を制御できないので使いません。

用意した方がよい物もあります。広場などで運動させるときの首輪とロングリードです。当犬舎では使いませんが、飼い主さんのお家では出番があります。

まず首輪です。ロングリードにつなぐために、普通の首輪が必要になります。子犬の首回りは、数か月でどんどん変わります。サイズは、迎えるそのときの首回りに合わせてください。

次がロングリードです。長さは20mから30mが目安になります。長くなると、当然重くもなります。重いと犬も動きづらいので、なるべく軽い物を探してください。絡むとなかなか大変なので、絡みにくい物を選んだ方がよいです。

どちらのリードも、使い方にはコツがあります。お客様には直接ご説明しています。

リードそのものは、散歩を始めるまでに間に合えば大丈夫です。散歩デビューは、3回目のワクチンから1週間後が目安です。時期は、かかりつけの獣医師と相談して決めてください。

10. ファーミネーター

ゴールデンレトリーバーの抜け毛は、ダブルコートの下の毛が抜けます。

ファーミネーターは、その下の毛をかき出す道具です。毛が長いので、メーカーの区分では大型犬の長毛種用になります。春と秋の毛が抜ける時期は、この1本が主役です。

ブラシは、爪切りと同様にしつけの一環として飼い主さんに普段からしていただきます。

11. スリッカーブラシ

スリッカーは、ブラッシング用ではありません。

当犬舎では、乾かすときに使います。ドライヤーの風を当てながら、毛を起こして根元まで乾かします。ソフトタイプなら、皮膚を傷めにくいです。

毛が抜ける時期には、シェッドスリッカーも使います。

ブラシの使い分けは、こちらの記事が詳しいです。

12. 爪切り

爪切りは、必要な物です。ワンブーではしつけの一環として、子犬のうちは特に飼い主さんに爪切りをしてもらっています。

犬のお手入れは、きれいにすることだけが目的ではありません。我慢を覚える、しつけの一環です。

爪切り・ブラッシング・耳掃除は、子犬のお渡しのときにご説明し、実際にお客様にやって体験していただいています。

爪は、先を少しずつ落としてください。

嫌がる子を押さえつけないでください。まず落ち着かせて、少しずつ切ります。

13. 犬用シャンプー

シャンプーは、人用ではなく犬用を選んでください。

シャンプーとコンディショナーは直接犬の肌に触れていくものですので慎重に選んでください。

ゴールデンレトリーバーのダブルコートは、泡が根元まで届きません。毛をかき分けながら、地肌を洗ってください。すすぎ残しは、皮膚のトラブルのもとになります。

皮膚が赤い、かゆがる、においが強い。こうした様子があれば、自分で判断せず獣医師に相談してください。

コンディショナーは無くても大丈夫ですが、よりふんわりさせたい時やサラサラにしたい時は、コンディショナーを使用したほうがいいです。

長毛は、乾くのに時間がかかります。濡れたまま放っておくと、根元が蒸れます。タオルで水気を取ってから、風を当ててください。当犬舎ではブロアーを使っています。

14. 耳のお手入れの道具

ゴールデンレトリーバーは、耳の油が多い犬種です。油が多い犬種は、耳のトラブルが多くなります。

イヤーローションは特に耳の油が多い犬種は必須です。

洗った日は、特にしっかり乾かしてください。当犬舎で今使っているのは、APDCクリアのイヤークリーンウォーターです。

価格を重視するなら、こちらもあります。

耳の中が赤い、においが強い、頭を振る。こうしたときは、自分で判断せず獣医師に相談してください。

ゴールデンレトリーバーは「成犬のサイズ」で選ぶものがあります

成犬の大きさで選ぶ物は3つです。ケージ、クレート、トイレトレーです。

ハードクレートの中で休む明るめの金色のゴールデンレトリーバーの子犬

標準の大きさは、次のとおりです。

項目オスメス
標準体重約29.5~34kg約25~29.5kg
標準体高56~61cm51~56cm

※出典:体高は JKC(ジャパンケネルクラブ)犬種標準「ゴールデン・レトリーバー」(FCI スタンダード No.111)。体重は JKC に定めが無いため、AKC(アメリカンケネルクラブ)犬種標準を kg に換算した目安です。

数字を見ると、小型犬の用品では足りないことが分かるはずです。

ケージは子犬のサイズで買うと足りなくなる

ケージは、子犬の体に合わせると早い段階で狭くなります。

ゴールデンレトリーバーは成長が早い犬種です。子犬の体に合わせると、数か月で狭くなります。買い替えるより、最初から成犬で使える物を選んだ方が安く済みます。幅 122cm が目安です。

クレートは高さと車の積載の両方で決める

クレートは、2つの条件で決めます。

1つは、成犬が中で立って向きを変えられる高さです。もう1つは、車に載る大きさです。どちらかだけで選ぶと、使えない物が手元に残ります。

ゴールデンレトリーバーはオスとメスで成犬の大きさが違います。メスなら 50-70lbs、オスなら 70-90lbs の物を選んでください。

トイレトレーは成犬がはみ出さない大きさにする

トレーは、成犬の体が収まる大きさが目安です。

はみ出すと、外に出てしまい失敗が増えます。置く場所に入る大きさかどうかも、先に測ってください。

迎えたあとの過ごし方は、こちらの記事にまとめています。

子犬の体を見てから選びたいもの

先に買わない方がよい物もあります。

服は、急いでそろえなくて大丈夫です。子犬は寒さに弱いので、服ではなく室温で守ってください。冬は、20度を切らないぐらいが目安です。

おもちゃは、壊し方を見てから足してください。ゴールデンレトリーバーは何でも口に入れる犬種です。すぐに裂ける物は、誤飲のもとになります。まずは1つか2つで十分です。

最初から買わなくてもよいもの

買わない判断も、お伝えします。

ピンブラシとコームは、ゴールデンレトリーバーには要りません。毛を整える道具なので、下の毛をかき出す仕事には向きません。

ラバーブラシは、短毛の犬種向けです。ゴールデンレトリーバーなら、シャンプーのときに使う程度で足ります。

しつけ用のおやつも、当犬舎では使いません。そもそも犬におやつを与えていないからです。号令と褒めをセットで教えるのは、トイレ・呼び戻し・ハウスの3つだけです。

自動給餌器も、急ぐ物ではありません。食事の時間は、犬との関わりの時間でもあります。

ブラシの選び方は、こちらの記事で比べています。

用品より先に確かめてほしい、夏のエアコン

ゴールデンレトリーバーの準備で一番大事なのは、物ではありません。部屋の温度です。

エアコンの効いた部屋のマットで眠る濃い金色のゴールデンレトリーバーの子犬

温度より犬の様子で判断する

私は、温度の数字より犬の様子を見ています。夏に何度までとは決めていません。人が快適に過ごせる温度が目安です。

犬の様子でも分かります。眠っているのに呼吸が早ければ、暑いということです。

当犬舎の保温も、エアコンだけです。専用の保温器具は使っていません。冬は、20度を切らないぐらいを保ってください。

ぐったりしている、呼吸が荒い。こうしたときは、すぐに動物病院へ連絡してください。

留守番中もエアコンを切らない

留守番の時間も、エアコンは付けたままにしてください。

留守中に来客があると、暴れてしまう子もいます。そういう子は、低めの設定にしておいてください。暴れること自体は、しつけで直す話です。

夏の散歩は時間帯をずらす

夏の散歩は、日が高いうちに出ないでください。

アスファルトは、日が落ちてからも熱を持っています。手の甲を当てて、熱ければ待ってください。朝と夜に時間をずらすだけで、犬の負担は変わります。

ワンブーで実際に使っている飼育用品

犬舎で使っているのは、ケージとサークル、ケンネルリード、食器です。フードのアカナ、給水ボトル、ブラシ、爪切りも使います。

首輪・ロングリード・チョークリードは、ここには入りません。当犬舎では使っていないからです。飼い主さんが使う物として、8・9番で分けて紹介しました。

品名の分かる物は、この記事の中で紹介しています。まだ載せていない品目は、あとから足していきます。

ほかの用品も、まとめたページがあります。

迎える前にブリーダーへ確認したいこと

用品を買う前に、迎える先へ聞いてください。無駄な買い物が減ります。

聞くこと理由
今のフードの銘柄と回数迎えた直後に変えないため
トイレの覚えさせ方トレーの種類と置き場所を合わせるため
お渡しの時期とワクチンの回数散歩の開始時期を決めるため
親犬を見せてもらえるか成犬の大きさと性格を知るため

答えがあいまいな犬舎は、慎重に考えてください。

子犬の選び方は、こちらの記事で書いています。

浜松でゴールデンレトリーバーの子犬を迎えるなら

私たちペットのブリーダーワンブーは、2008年3月に浜松で創業しました。

お渡しのときには、爪切りとブラッシングを、その場で体験していただきます。迎える前の準備からでも、ご相談ください。

しつけの考え方は、こちらの記事です。

ゴールデンレトリーバーの飼いやすさは、こちらに書いています。

まとめ

迎える前にそろえるのは、初日から使う物だけです。フード、食器、給水用品、クレート、ケージ、トイレトレー、トイレトレーの囲い、シーツ。これだけあれば、初日は足ります。

ケージとクレートとトイレトレーは、成犬のサイズで選んでください。ケージは、幅 122cm が目安です。クレートは、メスなら 50-70lbs、オスなら 70-90lbs です。ブラシは、長毛種用のファーミネーターとスリッカーの2本です。

当犬舎が使うリードは、首輪と一体のクッションケンネルリードです。ハーネスと伸び縮みするリードは使いません。首輪とロングリードは当犬舎では使いませんが、広場で運動させるときに飼い主さんが使う物になります。

長毛で耳の油も多いぶん、お手入れの道具は多めになります。耳とシャンプー、乾かす道具は、迎えたあとに使い始めてください。

服、大量のおもちゃ、しつけ用のおやつは、急いで買わないでください。そして部屋のエアコンだけは、用品より先に決めておいてください。

よくある質問

ゴールデンレトリーバーを迎える初期費用はどれくらいですか?

用品の費用は、ケージとクレートの大きさで変わります。先にそろえるのは初日に使う物だけなので、全部を一度に買う必要はありません。

ケージは子犬用の小さい物では駄目ですか?

足りなくなります。ゴールデンレトリーバーは成長が早いので、成犬で使える大きさを選んでください。目安は、幅 122cm の物です。

トイレトレーはケージの中に入れますか?

当犬舎では、トイレトレーに囲いをつけてケージと連結しています。ケージの中だけでは、トレーが置けません。

ブラシは何本必要ですか?

2本です。長毛種用のファーミネーターと、乾かすときのスリッカーブラシです。毛が抜ける時期は、シェッドスリッカーも使います。

首輪とロングリードは、買った方がいいですか?

当犬舎では使いませんが、飼い主さんのお家では出番があります。広場などで運動させるときに、ロングリードと普通の首輪を組み合わせて使ってください。

夏はエアコンだけで足りますか?

エアコンが基本です。温度を決めるより、人が快適に過ごせる状態を保ってください。眠っていて呼吸が早い子は、暑がっています。


参考リンク – 公益社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC) – 環境省 動物の愛護と管理

ケージのそばに座る明るめの金色のゴールデンレトリーバーの子犬

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